constant gardener

市民活動家の英国人女性が外交官と結婚してケニアに行く。そこで無料医療と引き替えに新薬の人体験をアフリカで行う製薬会社と、英国政府の裏取引を告発しようとするが殺される。

よくできたありそうな話。

貧しいものに選択の余地はない。人体を売る。しかしそのこと自体はスキャンダルとはならない。

問題はそうして行われた人体実験の結果、新薬に生死に関わる副作用があることがわかり、その事を英国政府と製薬会社が結託して握りつぶそうとしたことによる。
欠陥のある新薬が、地域の雇用促進と企業利益のため、アフリカ人のみならずヨーロッパの人間までにも危害を及ぼしそうになったとき、問題は重要性を帯びてくる。

よくできたありそうな話である。