Kis Me Girl Your Old One
君が代の替え歌だって、オモロ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000000-san-soci
http://www.sankei.co.jp/news/060529/sha009.htm
でもさあ、君が代三唱に反対するのに、こんな暗号使わなきゃいけないって、かなりひどいね。
正面から声を上げて反対できないとなると、マッカシーの赤がり以上、スターリンの粛正に近い事態ではありませんか。
本当にそんなにひどいんだろうか、それともビクビクしてすぐに隠れるから、当局はさらに陰湿に弾圧するのだろうか?
日本の現場の雰囲気がよくわからない。
色々サウンド・デモ
Micael Taussig のレクチャーをたまたまロンドンに来ていた、『帝国』『マルチチュード」の日本語訳者、水島教授と聴きに行く。
”色”を物質として、生き物として、自治的な存在として捉え直すというかなり飛んだお話で、こんなニューエイジみたいな話を頭悪そうにならず語るTaussingの芸と学識に二人でしきりに感心する。
終了後近所のパブで、先日のメーデーでも弾圧の話とか、いかに日本人の若者に期待がする事が不毛であるか、また、「マルチチュード」はどのように浮上する可能性があるのかと言った話をうかがい、日本のど暗い将来にネタに、楽しい時間を過ごす。
ネット上にサウンドデモの様子のヴィデオフッテージが上がっているのを見つける。
http://www.labornetjp.org/Video
まったく日本の権力は野蛮である。
V for Vendetta
ああ、面白かった、これ、お勧めです。
銃弾喰らっても死なないガイホークスの、"Idea is bullet proof"っていうセリフが決まってた。
でもここ数年、11月5日が近づいても、ガイホークス人形を作って”Penny for Guy"と路上で小銭を求める子供たちに出会うことは少なくなってきているような気がします。とはいえ、これ、すごい習慣だよな、考えてみれば。子供たちが国会議事堂爆破に失敗したテロリストのためにお金を集めて花火を買うっていうんだから。大人たちのそれにお金あげるし。
この習慣どうやって始まったんだろ?
イギリスに20年住んでても知らない私でありました。
Kidlut Hood
Notting Hillあたりの今時のティーンエイジャーのお話。
A certain extent of gramalization of mandane teenage law lives with a predictablly moralistic ending.といったところでしょうか。
黒人の男の子がちょっとディンゼルワシントンに似ていてかわいい。
シリアナ
何とも複雑な話で、登場人物がやたらと多く、しかも場所が中東のどこそことアメリカのどこそことヨーロッパのどここそこをカット代わりでそっと場していくので、この話がいったいどこへ向かっているのやら、前半全然わからない。
かといって退屈することもなく観ているとあるワンシーンで、中東のある人物のある崇高な理想実現を如何にアメリカの石油資本が国家ぐるみでうち砕いていったかという話に急速に収束していく。極めて明解な反米(反石油資本=ブッシュ共和党)メッセージを持ったこの映画、最後はそうだよこれじゃあ9.11もしょうがない、こんなに悪いことをしているんだったら仕返しされてもしょうがない、というふうに観客を感情移入させていく過程は圧巻である。正直言ってそのように私もそのように感情移入してしまったので、見終わったあとは、かなり居心地が悪い。
Hidden
Micael Hanke作。
相変わらず恐ろしい映画をつくいる人だ。
人間の罪悪感というのは、これほど人を苦しめ続けるものなのだろうか。罪悪感を持ち続ける事自体が良心的に見えるほどハンケの映画の登場人物は罪悪感に駆られる。
あるアッパーミドルクラスの家庭にある日ビデオテープが届けられる。テープは、誰かが彼らを監視するし続けていることを告げる。そこから、ダニエル・オチュール演じる主人公が、子供のころついたある嘘と、フランス本国人と植民地出身者の政治的力の非対称の記憶が掘り起こされる。
恨みは深い。
本当にこれだけの罪の意識を持っているのなら、まだ望みはあるのかも。